就職でドイツ語資格は有利?履歴書は何級から書ける?
ドイツ語を資格としてとらえたときには就職や転職でどう活用し、内定率を上げるのかということが問題となってきます。
日本で就職するのか、ドイツ語圏で就職するのかでも大きくドイツ語スキルの評価は違うわけですが、今回はドイツ語資格で就職という観点から解説をしたいと思います。
ドイツ語資格を履歴書に書くと有利になる?ドイツ語資格事情とは?
ドイツ語資格といいますと大きく3つあるわけですが、
ドイツ語検定
ゲーテドイツ語検定(Goethe-Institut)
オーストリア政府公認ドイツ語能力検定試験(ÖSD)
ドイツ語検定は国内でも評価されますが、海外企業などからの評価はありません。
残りの2つのドイツ語資格はドイツ語圏をはじめとした世界的なドイツ語スキルの証明となります。
また海外だけでなく日本国内からもドイツ語スキルの証明として評価されます。
最も受験者が多いと思われるドイツ語検定ですが、就職で評価されるのは主に2級からといって良いです。
履歴書に書くときも2級以上から書くのが一応のマナーとなります。
ちなみにドイツ語検定2級では400時間程度の勉強時間は必要となってくるといえます。
ドイツ語資格と英語スキルとの就職での評価のされ方
日本といえば中学から英語教育が行われています。
また英語を話せる外国人は世界的なもので、就職での評価となるとまず英語のほうが有利となります。
ドイツ語資格とのからみでいいますと就職での評価は下のようになってくるでしょう。
国内取引などしかしない企業は英語、ドイツ語もともに評価対象としない
海外取引などもある多くの企業はまず英語スキルの有無で評価する
その次にドイツ語資格などからスキルがあるようであれば付属的に評価する
というような流れとなります。
つまり外国語能力を評価する企業でもまず英語スキルを必要とするとなり、ドイツ語があればなお良いというような評価となります。
ドイツに支社などがある
ドイツとの取引が多い
その他ドイツでの用事が多い
ドイツ圏で今後業務をする予定である
というような企業であればドイツ語の評価は非常に高いものがありますが、たいていはまず英語能力が評価の中心となるといって良いでしょう。
商社志望でのドイツ語資格の評価
海外事業といえばまず商社となりますが、商社でもドイツ語がそこまで評価されるわけでもありません。
新聞などで海外を含めた情勢をつかんでいる
貿易実務
通関士
などはあったほうが良いところもありますが、まずはTOEICでの英語スキルを高めることが重要です。
ドイツ語よりもこのような英語力を高めるほうが内定率は高まるといって良いといえます。
ドイツ語圏への就職で取得しておきたいゲーテドイツ語検定のクラス
では国内でなくドイツ語圏で就職したいときにはどの程度のドイツ語スキルが必要でしょうか?
ÖSD
B2 オーストリア政府給付金、国内大学一部入学
Goethe-Institut
B2 抽象的な話も理解できる
最低このあたりのレベルまでは取得しておきたいところで、できればC1を取得しておきたいところです。
B2あたりまで取れれば現地でそう生活に困ることもありませんし、あとは現地で仕事をしていく中で必要な単語などを覚えていけば十分生きていけると思います。
ちなみに現地ではドイツの大学だけでなく、VHS留学というドイツ語留学の方法もあります。
市や州の許可を得た市民にようカルチャースクールですが、安く語学留学ができます。
生活費だけはなんとかしなければいけませんが、受講費用は市や州の助成があり安いのでおすすめします。
VHSについては下のページで詳しく説明していますので参考にして欲しいと思います。
ミュンヘン大学VS VHS留学!ドイツ語習得はどっちが簡単?